2025年10月– date –
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がん治療薬
KRAS特集 第2回:アレルが語る生存戦略 ― G12D・G12V・G12R・Q61の違いと臨床的意味
前回(第1回)では、KRAS研究の歴史と「Undruggable」時代を越えた直接阻害薬の登場までを振り返った。 本稿ではその続編として、KRASのアレル(allele)別変異がどのように腫瘍の生物学・臨床像・治療反応性を左右するのかを整理する。 G12D、G12V、G12R... -
がん治療薬
KRAS特集 第1回:難攻不落の標的 ― KRAS研究40年の歩みと新時代の幕開け
がん遺伝子の中でも最も長く、最も難解とされてきた標的――それがKRASである。 1982年にヒト膀胱がん細胞から最初のRAS変異が同定されて以来、40年以上にわたり科学者たちはこの分子を「不可能を可能にする」標的として追い続けてきた。 しかし、2020年代に... -
がん治療薬
第2部|AMPLIFY-201 最終解析を読み解く:KRASワクチンは何を“動かした”のか
要点:リンパ節指向型amphiphile設計が強固なCD4/CD8応答を作り、免疫量しきい値(約9.17倍)がRFS/OSおよびctDNA陰性化と連動。術後MRD領域で“免疫KPI→転帰”の筋道が可視化されました。 目次 1. 1分まとめ(サマリー) 2. 試験デザインと患者背景 3. 評価... -
がん治療薬
【2025年10月版】KRASワクチン最前線マップ|Elicio・SLATE・学術SLPを横断比較(術後MRD×オフ・ザ・シェルフ時代)
要点:共有ネオ抗原 × オフ・ザ・シェルフ × 術後MRDが主戦場。Elicio(ELI-002 7P)が先頭集団、学術SLP+poly-ICLC、Gritstone(SLATE-KRAS)が追随。V941(mRNA共有KRAS)の停止で勢力図が整理。 目次 KRASワクチンが注目される理由 主戦場:術後アジュ... -
製薬会社・バイテックニュース
UKシリーズ (Last):ケーススタディ集:UKを起点にした実装のリアル(3–5本)
要旨|第1〜4部で整理した「政策・データ・研究・実装」を、具体的なケースで腑に落とします。ここでは、希少疾患PoC、多集団層別化試験、アクセス最適化、製造×資本組成、再配置(リポジショニング)の5本を収録。各ケースはそのまま使えるテンプレとチェ... -
製薬会社・バイテックニュース
UKシリーズ (Part 4):英国を起点に臨床・市場へ:規制・アクセス・製造の実装戦略
要旨|本稿は、英国の規制・アクセス・製造を“同時進行”で設計してタイムトゥマーケットを短縮する実務プレイブックです。MHRAとNICEの並行審査を前提に、UK発PoC→多地域ブリッジ、NHS実装を見据えたアウトカム設計、製造と資本の組成、リスク管理までをチ... -
製薬会社・バイテックニュース
UKシリーズ Part 3:WGS×GWASの実力:創薬標的、バイオマーカー、適応設計の最前線
要旨|英国のWGS(全ゲノム)と多集団GWASは、標的妥当性の強化、バイオマーカー設計、適応症の見直し、安全性予測を同時並行で前倒しにします。本稿では、研究成果を“実務に落とし込む”視点で、ワークフロー、評価指標、QC(品質管理)、落とし穴の回避ま... -
製薬会社・バイテックニュース
UKシリーズ Part 2:データで走る英国:UK Biobank WGSと多集団GWASが変える創薬地図
要旨|英国の強みは「質と量を兼ね備えた公的データ基盤」にあります。約49万人規模の全ゲノムシーケンス(WGS)で非コード・希少変異・構造変異まで射程を広げ、さらに多集団GWAS(Pan-UK Biobank)が祖先集団の多様性を前提とした解析を推進。RAP(UKB R... -
製薬会社・バイテックニュース
UK シリーズ Part 1:英国ライフサイエンス国家戦略の核心:政策・規制・投資の三位一体
要旨|英国は2025年の産業戦略アップデートでライフサイエンスを重点分野に位置づけ、2030年に欧州首位、2035年に世界3位のライフサイエンス経済を目標に掲げました。NHSの長期計画と接続しつつ、データ基盤(Genomics England/Our Future Health/UK Bio... -
がん治療薬承認
がん治療薬ニュース速報:FDAがルルビネクテジン+アテゾリズマブ併用を小細胞肺がん維持療法として承認
2025年10月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、ルルビネクテジン(Zepzelca, Jazz Pharmaceuticals)を、アテゾリズマブ(Tecentriq, Genentech)またはアテゾリズマブ+ヒアルロニダーゼ(Tecentriq Hybreza)との併用で、広範期小細胞肺がん(ES-SCLC)の... -
製薬会社・バイテックニュース
レイオフ関連特集:日本/アジアへの含意——米国の“再配分”は東アジアで何を変えるか
カテゴリ:Pharma & Biotech NEWS|シリーズ特集 B 要点 資源は「POC→CMC→アクセス」の通り道に集まる:米国の選別強化は、東アジア発の案件にもPOCの速さ・CMC現実解・償還の説得力を要求。 “日米共同”は分業が肝:日本・アジア側は探索〜前臨床の強... -
製薬会社・バイテックニュース
レオオフ関連特集:M&A・提携の再設計——重複解消から“権利アーキテクチャ”へ
カテゴリ:Pharma & Biotech NEWS|シリーズ特集 A 要点 PMIの成否が価値を決める:買収価値の8割は統合後90〜180日の“速度×透明性”で決着。人・拠点・プログラムの重複解消はKPI駆動で。 権利の再設計が現金化の近道:共同開発・共同販促・地域ライセ... -
製薬会社・バイテックニュース
シリーズ「2025年レイオフを読む」第5部(最終回):実務プレイブック:創業者・投資家のチェックリストと資金戦略(Part 5)
カテゴリ:Pharma & Biotech NEWS|シリーズ「2025年レイオフを読む」第5部(最終回) 要点 “イベント同期”の資本計画:データ(BM→トップライン)と資金調達(FPO/デット/提携)を時系列で台本化し、希薄化を最小化。 “POCへの最短ルート”の設計:適...
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