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Claudin18.2 ADC開発 Part 1:SHR-A1904第1相試験の結果と臨床的意義
Claudin18.2(CLDN18.2)を標的とする抗体薬物複合体(ADC)は、近年進行胃がんおよび食道胃接合部(GEJ)がんにおける新しい治療モダリティとして注目されています。本記事では、2025年7月にNature Medicineに発表されたSHR-A1904の第1相試験について詳細... -
最新HER2 ADC特集 前編|エンハーツ誕生と薬効差別化による第二次ADCブーム
抗体薬物複合体(ADC)は、がん治療の新たな武器として注目を集めています。その中でもHER2を標的とするADCは、ロシュのKadcyla登場から約10年を経て、第一三共とアストラゼネカによるエンハーツの登場で第二次ブームを迎えました。本記事(前編)では、エ... -
Claudin18.2 ADC開発 Part 0:シリーズ総合イントロダクション
本シリーズでは、Claudin18.2(CLDN18.2)を標的とした抗体薬物複合体(ADC)の最新開発動向を、全5回構成で徹底的に解説します。本イントロダクション(Part 0)では、CLDN18.2研究の背景、抗体療法からADCへと至る流れ、そして各パートの構成を紹介しま... -
夏休み入門シリーズ総まとめ編 後編|二重特異性抗体薬を含めた次世代モダリティの全貌
本記事はMorningglorysciences 夏休み入門シリーズ総まとめ編の後編です。前編では「肥満薬」「ADC」「In vivo CAR-T」という三つのモダリティを振り返り、その比較と共通課題を整理しました。本稿では、そこに二重特異性抗体薬(bispecific antibodies; B... -
ADCシリーズ第4回:薬物放出の仕組みと腫瘍細胞内での作用メカニズム
抗体薬物複合体(ADC:Antibody-Drug Conjugate)は、がん細胞に対して選択的に強力な細胞毒を届ける革新的な治療技術です。 第4回では、ADCが細胞内に取り込まれた後、いかにしてリンク技術によってペイロードが放出され、がん細胞を死滅させるかという最... -
ADCシリーズ 第3回:抗体の構造と標的認識 — 可変領域の役割を中心に
抗体薬物複合体(ADC: Antibody-Drug Conjugates)において、抗体は標的細胞を見分けて薬剤を届ける案内役です。本記事では、抗体がどのようにしてがん細胞を見分けるのか、その仕組みの中核をなす「可変領域(Variable Region)」に焦点を当て、ADC設計に... -
初心者向け入門シリーズ
夏休み特集|初心者向け入門シリーズ Vol.2(第1回)抗体って何?がんを狙い撃つ夢の治療薬「ADC」の誕生前夜 こんにちは、Morningglorysciencesの夏休み特集「初心者向け入門シリーズ」第2弾がスタートしました。今回のテーマは、がん治療の最前線を担う...
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