Morning Glory Sciences– Author –
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最新科学ニュース
ニュース解説|蛍光タンパク質が「量子スピン量子ビット」に—生命科学に広がる新しい量子センシング
論文:A fluorescent-protein spin qubit(Nature, 2025年9月4日) この記事でわかること 要旨(3行で)なにが新しい?測定の仕組み(OADFとODMR)主要結果どこが効いている?(技術の肝) 要旨(3行で) 遺伝子導入できる蛍光タンパク質(EYFP)が、光で... -
最新科学ニュース
News Watch|低酸素×腎:tRNA由来スモールRNAが「RNAオートファジー」で腎を守る
リード:腎は低酸素に陥りやすく、AKIやCKDの悪循環の起点になります。最新のScience 2025論文は、低酸素で誘導される「tRNA-Asp-GTC-3′tDR」という小分子RNAが、RNAオートファジーを駆動し腎細胞を保護する仕組みを提示しました。従来のHIF/代謝リプログ... -
最新科学ニュース
がんと老化促進:分子細胞レベルから読み解く最新知見
近年、「がん」と「老化」は別々に研究される対象ではなく、深く結びついた現象として理解されつつあります。がん患者で観察される免疫低下や慢性炎症は、単に治療の副作用だけでなく、腫瘍そのものが宿主の細胞や組織に「老化」を促す可能性があるのです... -
がん治療薬承認
News Watch: in vivo CAR-T RACE(2025年最新動向・総まとめ)
最終更新:2025-09-01 JST この記事でわかること 3行まとめ背景:なぜ in vivo か企業別ハイライト(2025年Q3時点)アプローチ比較:二つの潮流臨床評価で注視すべきKPI リード:ex vivo(体外製造)から in vivo(体内でCAR化)へ――細胞治療の重心が移り... -
最新科学ニュース
News Watch:EV × 神経系 × がん免疫の最前線――腫瘍由来sEVが感覚神経を再プログラムし、免疫抑制を駆動する(IL-6/IL-6R軸と適応拡大の可能性まで)後編
IL-6R阻害薬と企業マップ(2025年8月時点) 本稿のIL-6/IL-6R軸に関する考察を踏まえ、「誰がIL-6R阻害薬を保有し、何に使われているか」を整理します。将来的な適応拡大/腫瘍免疫との併用を想定するうえで、パートナー候補や**供給力(原薬・製剤・皮下... -
がん治療薬
転写因子とDNA修復の衝突:突然変異とNeoantigen創生が切り拓くがん免疫療法の新戦略
イントロダクション:転写因子とDNA修復の新たな関係 近年のがん研究では、DNAの複製エラーや修復機構の破綻が腫瘍発生の中心的な要因であることが明らかにされてきました。これまでの研究は、DNA複製エラーを修復する「ミスマッチ修復(MMR)」が、がん抑... -
最新科学ニュース
News Watch:EV × 神経系 × がん免疫の最前線――腫瘍由来sEVが感覚神経を再プログラムし、免疫抑制を駆動する(IL-6/IL-6R軸と適応拡大の可能性まで)前編
腫瘍が放出する小型エクソソーム/小胞(small extracellular vesicles; sEV)がTRPV1陽性の痛覚感受性ニューロン(nociceptor)を腫瘍へ呼び込み、IL-6やSubstance Pなどの分泌プロファイルを変化させ、MDSCの動員↑/CD8 T細胞の疲弊↑という免疫抑制ループ... -
がん治療薬
膵臓がん治療の新しい挑戦 ― 「Two Shots on Goal」が拓く未来
序章:難治がん・膵臓がんの壁 膵臓がん(膵管腺がん, PDAC)は、がん研究の中でも最も手ごわい対象とされています。5年生存率はわずか約10%。多くの患者において診断時には進行しており、外科手術や化学療法を行っても根治は難しいのが現実です。その背景... -
がん治療薬
KRAS変異膵癌ワクチンはどこへ向かうか:3部作で読み解く臨床・統合戦略の到達点
3部作+総集編 第1部:KRAS変異PDACの生物学的背景とワクチン治療の理論的基盤 第2部:RNAワクチンとAMPLIFY-201試験にみる臨床的進展 第3部:CAR-T統合戦略と次世代ワクチンデザインの展望 総集編のはじめに 膵管腺癌(PDAC)は世界で最も予後不良のがん... -
がん治療薬
KRAS膵癌における CAR-T×ワクチン統合戦略:抗原スプレッディングが拓く5つの設計指針
3部作 小タイトル 第1部:KRAS変異PDACの生物学的背景とワクチン治療の理論的基盤 第2部:RNAワクチンとAMPLIFY-201試験にみる臨床的進展 第3部:CAR-T統合戦略と次世代ワクチンデザインの展望 第3部:CAR-T統合戦略と次世代ワクチンデザインの展望 CAR-T... -
がん治療薬
KRAS膵癌の臨床的進展:AMPLIFY-201と個別化RNAワクチンが示す3つの転機
3部作 第1部:KRAS変異PDACの生物学的背景とワクチン治療の理論的基盤 第2部:RNAワクチンとAMPLIFY-201試験にみる臨床的進展 第3部:CAR-T統合戦略と次世代ワクチンデザインの展望 第2部:RNAワクチンとAMPLIFY-201試験にみる臨床的進展 個別化RNAワクチ... -
がん治療薬
KRAS変異膵癌の生物学的背景:公的ネオアンチゲンとしての3つの治療戦略
3部作 第1部:KRAS変異PDACの生物学的背景とワクチン治療の理論的基盤 第2部:RNAワクチンとAMPLIFY-201試験にみる臨床的進展 第3部:CAR-T統合戦略と次世代ワクチンデザインの展望 第1部:KRAS変異PDACの生物学的背景とワクチン治療の理論的基盤 KRAS変異... -
入門シリーズ
夏休み入門シリーズ総まとめ編 後編|二重特異性抗体薬を含めた次世代モダリティの全貌
本記事はMorningglorysciences 夏休み入門シリーズ総まとめ編の後編です。 本記事はMorningglorysciences 夏休み入門シリーズ総まとめ編の後編です。前編では「肥満薬」「ADC」「In vivo CAR-T」という三つのモダリティを振り返り、その比較と共通課題を整... -
AI創薬
RNAは治療標的になるか:siRNA・ASO・mRNAが拓く創薬モダリティの3つの分岐点
ここ数年、「RNAは治療標的になり得るのか?」という問いが生命科学と創薬の世界で熱く議論されています。 ここ数年、「RNAは治療標的になり得るのか?」という問いが生命科学と創薬の世界で熱く議論されています。これまで薬の主な標的はタンパク質でした... -
最新科学ニュース
最新科学ニュース: がん・肥満・老化の交点 ― 体重減少がもたらす免疫回復の新知見
最新の研究によって、老化と肥満がそれぞれ独立に、そして相乗的にがん進行を促進することが示されました。 最新の研究によって、老化と肥満がそれぞれ独立に、そして相乗的にがん進行を促進することが示されました。一方で、体重減少が免疫環境を回復させ... -
がん治療薬承認
【速報】Viking Therapeuticsの肥満薬試験で株価急落 ― 医薬業界における位置づけとバイオ株の浮き沈み
2025年8月19日、米国のバイオテック企業Viking Therapeuticsが開発中の経口肥満薬「VK2735」に関する第2相試験結果を発表しました。最大12.2%という体重減少効果が示された一方で、副作用による中断率の高さが市場で懸念され、株価は一時50%近く急落しま... -
入門シリーズ
夏休み入門シリーズ総まとめ編 前編|肥満薬・ADC・In vivo CAR-T──入門から中級への架け橋
本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総括編・前編です。 本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総括編・前編です。これまでに取り上げた「肥満薬」「抗体薬物複合体(ADC)」「In vivo CAR-T」の三つの領域を振り返り、横... -
入門シリーズ
In vivo CAR-T はどこへ向かうか:プラットフォーム企業群と臨床開発の現在地
本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編として「In vivo CAR-T(キメラ抗原受容体T細胞療法)」を取り上げます。 本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編として「In vivo CAR-T(キメラ抗原受容体T細胞療... -
入門シリーズ
ADC が辿った3世代の進化と次の主戦場:第一三共・AZ・Roche の競合構図
本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編として「抗体薬物複合体(ADC)」を取り上げます。 本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編として「抗体薬物複合体(ADC)」を取り上げます。これまでのシリーズ記... -
入門シリーズ
肥満薬は GLP-1 から何へ向かうか:3世代の系譜と次世代多重作動薬の競合構図
本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編としてお届けする「肥満薬」に関する総括記事です。 本記事は、Morningglorysciences 夏休み入門シリーズの総まとめ編としてお届けする「肥満薬」に関する総括記事です。これまで数回にわた...