FMT×免疫療法 3大臨床試験が同日Nature Medicineで揃った日――腸内細菌で「効かない免疫療法」を効かせる時代|FMTで効かせるがん免疫療法 第1回
2026年4月、Nature Medicine 32巻4号にFMT×免疫療法の臨床試験が3本同時掲載。NSCLCで奏効率80%、腎細胞がんで無増悪生存期間が24.0vs9.0か月(HR 0.50)と、ICIの「半分しか効かない」という臨床天井を破る数値が並んだ。だが真の意義は数値ではなく、3試験を貫く科学メカニズム——奏効者は「ドナー菌の定着」ではなく「自分の有害菌の喪失」が起きていた、という発見にある。連載「FMTで効かせるがん免疫療法」第1回として、3試験の全体像と意味を一気俯瞰する。