2026年– date –
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二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ B5:臨床開発戦略と適応拡大の考え方
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、理論上の魅力だけでなく、実際の臨床開発の中でどこから攻めるべきかが非常に重要なモダリティです。A1からA5、B1からB4までで見てきたように、この領域は構造、作用機序、標的設計、安全性、PK/PDが強く絡... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A5:二重特異抗体薬はがん治療の中でどこに位置づくのか
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、ここ数年でがん治療の中でも強い存在感を持つようになったモダリティです。しかし、この領域を本当に理解するには、二重特異抗体薬だけを個別に見ていては不十分です。重要なのは、現在のがん治療全体の中... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ B4:毒性・PK/PD・開発ボトルネックをどう見るべきか
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、理論上は非常に魅力的に見えることが多いモダリティです。二つの標的を一つの分子で扱えるため、単一標的抗体では難しかった薬理作用を狙うことができます。しかし実際の開発では、「コンセプトとしては優... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A4:なぜ副作用が起きるのか?有効性と安全性のバランスを理解する
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、がん治療の中でも非常に大きな可能性を持つモダリティです。A1からB3までで見てきたように、この分野の強みは、一つの分子で二つの標的や条件を扱い、単一標的抗体では届きにくかった薬理作用を成立させら... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ B3:モダリティの違いによる薬理特性の違い
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)を見ていると、同じ「二重特異抗体薬」という言葉で括られていても、実際の薬としての振る舞いはかなり違うことに気づきます。ある分子は非常に強い細胞橋渡し活性を示す一方で、持続性に課題を抱えます。別の... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A3:どんな種類があるのか?二重特異抗体薬の分類と全体像
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、しばしばひとつの技術領域としてまとめて語られます。しかし実際には、その中身はかなり多様です。A1で見たように、二重特異抗体薬の本質は「二つの標的や条件を一つの分子でつなぎ、新しい薬理機能を成立... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ B2:標的設計と作用機序の最適化は何で決まるのか
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)の設計を考えるとき、多くの人はまず「どの標的を組み合わせるか」に注目します。これは当然で、二重特異抗体薬の価値は、二つの標的を同時に扱うことから生まれるからです。しかし実際には、標的設計は単純な... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A2:二重特異抗体薬はどう効くのか?作用機序をわかりやすく整理
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)が注目される理由のひとつは、「一つの分子で二つの標的に結合できる」という点にあります。しかし、A1とB1で見てきたように、本当に重要なのは“二つに結合できること”そのものではありません。重要なのは、そ... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ B1:構造設計の比較と治療効果への影響
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)を理解するうえで、最初に越えなければならない壁のひとつが、「同じ二重特異抗体薬という言葉の中に、まったく異なる分子設計思想が含まれている」という点です。A1では、二重特異抗体薬を“二つの条件を組み合... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A1:二重特異抗体薬とは何か?基礎から徹底解説
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、現在のがん治療や抗体医薬の進化を語るうえで、避けて通れない重要なテーマです。ここ数年で急速に存在感を高め、血液がん領域ではすでに実際の治療選択肢として定着しつつあり、固形がんや自己免疫疾患な... -
二重特異抗体シリーズ
初心者から専門家まで|二重特異抗体薬シリーズ A0:このシリーズで何が分かるのか
二重特異抗体薬(Bispecific Antibody Drug)は、ここ数年でがん治療の中でも特に存在感を強めている分野のひとつです。ニュースの見出しだけを追っていると、「T細胞をがんへ引き寄せる新しい抗体」「CAR-Tに続く次世代免疫療法」「固形がんでも期待され... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療|CAR-Tの全体像(一般から専門まで)総目次・総まとめ
本記事は、CAR-Tシリーズ完結にあわせた総目次ページです。 基礎から専門論点まで、CAR-Tの全体像を一望できる入口としてまとめました。 CAR-T療法は、ここ数年で「一部の再発・難治がんに用いられる先端治療」から、「免疫を設計して治療する時代」を象徴... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療:CAR-Tの全体像(一般から専門まで)B6:CAR-T商業化の勝ち筋とは何か?COGS・サプライチェーン・施設要件・規制の実装論
A5・B5では、in vivo CAR-T という次世代の実装候補が、単なる新奇な技術ではなく、製造・物流・アクセスの構造問題に対する回答として浮上していることを見てきました。A6ではその流れを患者目線に引き寄せ、CAR-Tがなぜ高く、なぜ届きにくいのかを整理し... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療:CAR-Tの全体像(一般から専門まで)A6:なぜCAR-Tは高い?製造とアクセスの現実、そして次世代技術が変える未来
CAR-T療法は、がん治療の中でも特に大きな期待を集めてきた治療法の一つです。実際、再発・難治の血液がんでは、従来治療では得られなかった深い奏効がみられることがあり、患者さんやご家族にとって「最後の切り札」として語られる場面も少なくありません... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療 ― CAR-Tの全体像(一般から専門まで)|B5:in vivo CARの実装論点(デリバリー×制御×安全性×CMC/規制)―「体内でCAR細胞を作る」治療の本当の難所【専門向け】
A5(一般向け)から読みたい方はこちら:→ A5:in vivo CARとは?「体内でCAR細胞を作る」次世代アプローチ 「In vivo CAR Implementation Stack」 Delivery(tLNP/ベクター、標的化、分布) Control(dose-dependent、repeat dosing、停止策) Safety(of... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療 ― CAR-Tの全体像(一般から専門まで)|A5:in vivo CARとは?「体内でCAR細胞を作る」次世代アプローチをやさしく整理【一般向け】
(先にA0を読んでいない方へ)→ A0:CAR-T療法とは?まず全体像(目次つき) (自己免疫の流れから来た方へ)→ A4:CAR-Tが「がん以外」に広がる理由(免疫リセット)→ B4:自己免疫CAR-Tの最前線(設計思想・企業動向) 「In vivo CAR の全体像:投与 → ... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療 ― CAR-Tの全体像(一般から専門まで)|B4:自己免疫CAR-Tの最前線(設計思想・代表疾患・企業動向:CD19/BCMA・mRNA CARまで)【専門向け】
まず全体像(A4)から読みたい方はこちら:→ A4:CAR-Tが「がん以外」に広がる理由(自己免疫は“免疫のリセット”という発想) “Autoimmune CAR: Reset Toolkit (Target × Durability × Safety)” Target axis:CD19(B cells)↔ BCMA(plasma cells) Durab... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療 ― CAR-Tの全体像(一般から専門まで)|A4:CAR-Tが「がん以外」に広がる理由(自己免疫は“免疫のリセット”という発想)【一般向け】
(先にA0を読んでいない方へ)→ A0:CAR-T療法とは?まず全体像(目次つき) (固形がんの話から来た方へ)→ A3:固形がんでCAR-Tが難しい理由(3つの壁)→ B3:固形がんCAR-Tの突破法(次世代CAR設計) “Why CAR-T Expands Beyond Cancer: From Suppressi... -
がん治療薬承認
がん治療薬承認速報 Nivolumab(Opdivo)+AVDが未治療の進行期古典的ホジキンリンパ腫(cHL)でFDA承認(加えて再発・難治性cHLで迅速承認から通常承認へ転換)
2026年3月20日、米FDAはnivolumab(Opdivo)を、doxorubicin/vinblastine/dacarbazine(AVD)化学療法との併用として、未治療のStage IIIまたはIVの古典的ホジキンリンパ腫(classical Hodgkin lymphoma: cHL)の成人および12歳以上の小児に承認しました... -
CAR-T シリーズ
治療の最前線シリーズ:免疫を“育てる”がん治療 ― CAR-Tの全体像(一般から専門まで)|B3:固形がんCAR-Tの突破法(次世代CAR設計:多標的・論理ゲート・装甲化・局所投与まで)【専門向け】
まず全体像(A3)から読みたい方はこちら:→ A3:固形がんでCAR-Tが難しい理由(3つの壁) “Solid Tumor CAR-T: Design Toolkit to Beat 3 Barriers” Barrier 1: Trafficking/Infiltration Barrier 2: TME Resistance/Persistence Barrier 3: Targeting/Sa...