Biotech Investment News:Pfizerの過去10年+2025年の主なDealまとめ(2015〜2025)

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【戦略レビュー】mRNAワクチン成功を契機とした次世代プラットフォーム拡充戦略

Pfizerは2015年にHospiraやGSKからワクチン事業を取得してバイオ医薬を強化。

Pfizerは2015年にHospiraやGSKからワクチン事業を取得してバイオ医薬を強化。2016年にはMedivation(XTANDI)を買収しがん領域を拡大。2019年にArray BioPharmaを取得し中核的な抗がん領域を構築。2020年にはCOVID‑19 mRNAワクチン「Comirnaty」で世界的な成功を収め、以後も希少疾患やADC分野への投資を積極化しています。

主な買収・提携(2015〜2025)

  • 2015年:Hospira(注射薬・バイオシミラー)買収 約170億ドル
  • 2015年:GSKのワクチンACWY取得 約1.3億ドル
  • 2016年:Medivation(前立腺がん薬XTANDI)買収 約140億ドル
  • 2019年:Array BioPharma(メラノーマ治療薬など)買収 約114億ドル
  • 2020年:BioNTechとCOVID‑19 mRNAワクチン(Comirnaty)共同開発
  • 2022年:Global Blood Therapeutics(鎌状赤血球症治療)買収 約54億ドル
  • 2022年:Biohaven(片頭痛治療薬Rimegepant)買収 約116億ドル
  • 2023年:Seagen(ADC抗体薬物複合体)買収 約430億ドル
  • 2024年:Beam Therapeuticsとベースエディティング契約(最大13.5億ドル)

戦略的意義

旧来のワクチン・抗体医薬基盤から、mRNA、希少疾患、ADC、RNA編集など多様な技術領域への展開に成功。投資額の大きさだけでなく、相互補完的な技術による中長期の競争力強化が狙いと考えられます。

ひとこと

COVID-19ワクチンの収益を再投資し、新領域に踏み込むPfizerの姿勢は、好循環の一例といえるでしょう。試行錯誤も含めたチャレンジの継続が、製薬企業における次世代競争力の本質だと感じます。

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この記事を書いた人

大学院修了後、米国トップ研究病院に留学し、治療法・治療薬創出に本格的に取り組む。博士号取得者(PhD)。複数のグローバル製薬会社で研究・ビジネス、そしてベンチャー投資家として、米国ボストン、シリコンバレーを中心にグローバルで活動。国内外で新規治療薬の上市に貢献し、複数の研究賞受賞歴あり。アカデミアでは大学院教員も務める。

論文・承認・臨床・投資——単なるニュース速報ではなく、「なぜ今これが起きているか」「次に何が来るか」を、独自の視点と MyThought で読み解きます。

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